下鴨修学館ー穀雨ー
「穀雨」あらゆる穀物を育てる恵みの雨が降るころ・・・。
確かに春雨の降る時期でしょうか…?
新緑の香りを伴って、むっとした雨が。
ひんやりとした日が続く今年は、冷たい雨が降りました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回の取材時には、満開の桜に覆われていた下鴨疏水ですが、
この2週間で一変、
若葉が萌え、一帯一面の緑・緑・緑。
植物の生命力に圧倒されます。
何度も通っている道ですが、
葉が茂り、花が咲いたことで、
道中、様々な植物の存在に気づきました。
多様な植物の重なりに、心が落ち着きます。
野草に詳しい方とぜひ散策したいものです。(野鳥も!)
さて、そんな、日々移りゆく疏水沿いの風景ですが、
修学館の改修も着々と進んでおりました。
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前回、床が解体されていて、泣く泣く撮影をあきらめた
建物2階正面(疏水を望む一等地!)のラウンジ部分、
隣のお部屋まで拡大され、開放的になっていました!
とても気持ちの良いラウンジになりそうです。
そして、お部屋のほうですが、
もともと女子学生の寮として使われていたので、
四畳半のお部屋がずらりとならんでいたのですが、
この改修で二間続きのお部屋が登場。
疏水を望む窓が自室に2面あるなんて、贅沢。。。
例えば、「仕事と読書の空間」(疏水沿い窓あり)
「寝室とくつろぎの空間」(疏水沿い窓あり)ってこと…いいなぁ!
それぞれの四畳半、どんなふうに使い分けますか♪
一方で、四畳半一間の小さなお部屋もこじんまりとしていて、
自分の大切なものを詰め込んで埋もれたい、そんなサイズ感。
庭側(南)のお部屋は日当たりばつぐん、お庭から光がたっぷり注ぎます。
疏水側(北)はいわずもがな、素敵な小川が流れています。
桜をはじめ、たくさんの木々植物も、すぐ目前に。
日々移ろいゆく自然の様子や、通りすがりのわんこの散歩なんかを眺めたり、
ささやかな楽しみができるかもしれません。
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屋根瓦の工事に水回りの配管工事も、
ひとつひとつ着々と進行中でした。
先の読めない情勢下ですが、
新しい暮らしや家族の在り方を共に考え、
暮らしていこうとする人々が
この場所に集える時、
来るその時に向かって、
一歩ずつ前へ進んでいます。
2020.04.25